見た目はゴリラ、中身は純情。
喧嘩最強
カロリーメイト(ドリンクタイプ)が大好き
犬が苦手
吸っているタバコはリベラ
素敵なキャラクターがたくさん!
無口な男が魅せる学園ドラマ
青春の奇跡!
こんな素晴らしい漫画に出会えて
僕は本当に良かった!
今回、紹介する漫画は
ゴリラーマン
この漫画は、一言でいえば、
「しゃべらないのに、なぜかめちゃくちゃ面白い!」
このギャップこそが「ゴリラーマン」最大の魅力です。
僕が中学3年の時に読んで
どハマりしていた漫画です!
最初は友達にすすめられて
「はぁ?ゴリラーマン?」
「なんか、バカっぽい漫画のタイトルだな」
「本当に面白いのかよ」
と半信半疑で読み出したのですが・・・
いや〜1話目から
主人公の魅力にハマってしまいました。
気がついたら友人の家で一気読み!
そんなゴリラーマンについて
書いていきたいと思います。
主人公・ゴリラーマンとは?
本名は池戸定治(いけど さだはる)
見た目は完全にゴリラ。
顔も体格も怖い。
転校初日にヤンキーたちから絡まれるも、一言もしゃべらずに圧倒的な強さで沈めてしまう。
その瞬間から「ゴリラーマン」というあだ名で呼ばれるようになります。
でも彼、まったく悪人じゃない。
人を殴るのも、いじめるのも嫌い。
ただ、不器用すぎて何も言えないだけ。
その無口さと強さが、周りの不良たちの心を少しずつ変えていく物語。
不良マンガなのに、どこか温かい
ゴリラーマンは、よくある「ケンカ最強のヤンキー漫画」とは全然違います。
確かに全編を通じて喧嘩バトルはあります。
でもこの漫画の本当の面白さは「人間ドラマ」にあります。
最初は敵対していたヤンキーたちが、
無言で助けてくれるゴリラーマンを見て、だんだんと心を開いていく。
友情が芽生え、仲間が増えていく。
暴力よりも、人の繋がりや誠意
そういうことを考えさせてくれる漫画なんです。
実はこのブログの管理人である私、画次郎は
中学生の時にヤンキーにいじめられていた経験があります。
いきなり、背後から蹴りを入れられたり
体育の時に、制服を隠されて1日中、体操服で過ごす
弁当の中に毛虫入れられる
いきなり缶コーヒー買ってこい、お前の金で、1分以内に戻ってこないと掃除用具入れのロッカーに閉じ込める
など
今だと大問題になるような「いじめ」の数々が
日常茶飯事に僕の身に降りかかってきました。
僕も最初は反抗してましたが
ヤンキーは暴力で僕を押さえつけてきました。
そのうち、それを面白がるヤンキーが増えて
僕(一人)VSヤンキー(複数)
という最悪の構図が生まれました。
僕は次第に暴力の痛みと恐怖に支配されて反抗できなくなりました。
不登校寸前でした。
そんな時に僕はゴリラーマンの漫画に出会います。
「俺にもゴリラーマンみたいな友達がいてくれたらなぁ〜」
「俺をいじめてくるヤンキーをゴリラーマンならバタバタ倒してくれるだろうな〜」
ゴリラーマンは僕にとって
いつか目の前に現れて欲しいヒーローでした。
(結局は現れなかったけど)
でも、ゴリラーマンを読んだことにより
僕はヤンキーのいじめに耐えつつ
なんとか中学を卒業していじめから解放され
高校生活を送ることができました。
マジでゴリラーマンは僕の心の支えでした!
笑えるのに、なぜか感動する
ゴリラーマン
ただのアクション喧嘩漫画と違って
めちゃくちゃシュールで笑えます。
なにせ主人公が一切しゃべらない。
まわりがワイワイ喋って、ボケて、ツッコんで、
その中でゴリラーマンは
「……」と黙って立ってるだけ。
でもその沈黙が、最高のギャグになる。
作者・ハロルド作石の間(ま)の取り方が絶妙で、
読むたびに「なんでこんなに静かなのに笑えるんだ!」とツッコミたくなります。
そして気づけば、
笑いながら「この男、めっちゃカッコいいじゃん…」と感動してる自分がいる。
ゴリラーマンが何を考えているか・どんな感情なのか?
読者が介入できる余地のある分
面白さに深みが増します!
これってジブリ作品にも言われてることですよね。
見る人が物語の背景を考える余地がある。
宮崎駿は何もメッセージ性を打ち出してないのに
見る人が勝手に考察して、議論するから新しい楽しさが生まれる
みたいなヤツです。
風の谷のナウシカなら
死の森=公害で自然が破壊された
巨大な虫=公害による人への被害
ナウシカ=公害を起こしているのは人間だという叫び
オウムの怒り=公害に対する人々の感情のうねり
みたいな
見る人によって感じ方・捉え方が何通りもあるので
面白いと言われてます。
ゴリラーマンにはその読者の考える余地がめちゃくちゃあるので
何回読んでも、いつ読んでも面白いです!
中学生時代に気づけなかったゴリラーマンの言いたかったこと・心の動き
おっさんになった今、読み返すと
こうだったんじゃないか?
新しい発見があります!
なぜか何回も読みたくなるゴリラーマン
そういうカラクリだったのかーと
改めて驚かされます。
青春って、こういうもんだったよな
ケンカも、恋も、バカみたいな友情も。
ゴリラーマンは、汗くさくて不器用な青春そのもの。
かっこつけても、うまくいかなくて、
でも誰かのために体を張る。
そんな男の純情が、ページの端々に詰まっています。
改めてこの漫画を読むと、
「昔、自分にもこういう時期あったな…」って思い出す。
あと、しゃべらないゴリラーマンが
密かに想いを寄せている女の子
北村香織ちゃんというヒロインが出てくるんだけど
香織ちゃんとゴリラーマンのやり取りも
これがまた
ああああ!青春だなぁあ!
ってなる。
何とも言えず、甘酸っぱくて胸にくるんです。
ちなみにゴリラーマンのスピンオフ作品
こちらでは
その後の北村香織ちゃんとゴリラーマンの関係も出てくるので
ゴリラーマンファンはマジで読むべし
まとめ:静かな男が教えてくれる「本当の強さ」
ゴリラーマンの面白さは、
派手な戦いでも、難しいセリフでもなく、
無口な主人公が行動で語るところ。
言葉がなくても伝わる友情。
力よりも人の誠実さ。
そして、どんなに不器用でも、自分の信念を曲げない姿。
今読むと、「強さ」って何だろう?
と考えさせられます。
時代は変わっても、こういう心の熱は永遠です。
漫画の内容を全ては語りません!
あとは、再びこの漫画を手に取り読んでみて下さい!
もう一度、
ゆうれい自転車
犬のアーノルド
ベカちゃん
池戸道場
あの感動を味わって下さい!
では、では!





