どうも、画次郎です。
今回紹介するのは、
1992年に週刊少年ジャンプで連載された
梅澤春人先生による伝説の短期連載
HARELUYA(ハレルヤ)です。
「えっ、BOYじゃないの?」と感じたあなた。
そう、この作品こそが後の大人気漫画「HARELUYAⅡ BØY」の前身。
あの熱血不良漫画の原点は、
実は「神様の息子が人間界に堕ちる」という壮大なストーリーから始まっていたのです。
それでは、あの頃の記憶と
2025年に読み返してみた感想も含め
HARELUYA(ハレルヤ)について語っていきたいと思います!
HARELUYAとは?BOYの前に生まれた幻の原点
1991年に読み切りとして登場し、
翌1992年に週刊少年ジャンプで全10話(第26号〜第35号)が連載。
単行本はわずか全1巻。
当時はジャンプ黄金期ど真ん中。
ドラゴンボール
スラムダンク
幽☆遊☆白書
といった大看板が並ぶ中、
この「宗教×バトル×青春」という異色のテーマは、あまりに早すぎたのかもしれません。
しかしこの短期連載があったからこそ、
後の大ヒット作「HARELUYAⅡ BØY」が誕生。
ジャンプ史の中でも
「打ち切りから新連載→大人気漫画が生まれた伝説の作品」として語り継がれています。
ストーリー
神の息子が、人間の「愛」を学ぶ物語
物語の主人公は、天界を治める神の息子・ハレルヤ(日々野晴矢)。
次期神として21世紀の神の座を受け継ぐはずが、
酒と女に溺れ、身勝手な人間を見下す傲慢な生活を送っていました。
そんな息子に激怒した父・ハレバレは、神の力を奪い、
ハレルヤを人間界へと追放します。
ただの人間となった彼は、シスター・クリスと出会い、
人間の「弱さ」と「優しさ」を知る中で、少しずつ変わっていく。
「この人を救えるのは神様(オレ)しかいねェのに…」
「この人だけが神様(オレ)を信じてくれていたのによォ!」
最終回のこの名セリフに、梅澤先生の「魂」が宿っています。
短い全10話の中で、ハレルヤが「神の息子」から「人間の心を持つ男」へと成長する姿は、
10代のジャンプ読者には早すぎるほど深いテーマでした。
魅力:BOYのルーツがここにある!
「HARELUYA」の魅力は、後の「BOY」へと繋がるキャラクターたちの原型がすでに登場していること。
氷室真志(ひむろまさし) → のちの一条
シスター・クリス → 春香先生の前身
神崎 → どこか「悪役としての原点」的存在
まるで「プロトタイプ版BOY」を見ているかのよう。
後年の「BØY」を読んでからこの作品を再読すると、
思わず「ああ、このキャラ、ここから来てたのか!」
とニヤリとしてしまいます。
しかも後半では、不良漫画路線にシフト。
この方向転換が功を奏し、梅澤バトル魂が一気に開花。
打ち切りの中でもラストはきちんとまとまり、
「梅澤春人の実力」を見せつけた短期連載でした。
ハレルヤ=日々野晴矢の成長が泣ける
最初は傲慢で、他人なんてどうでもいいと思っていたハレルヤ。
でもシスター・クリスを通じて、
- 愛されること
- 信じられること
の意味を知る。
この大事マンブラザーズの「それが大事」の歌詞の内容のようなストーリー展開
その変化がたまらないんです。
ラストでハレルヤが天界に戻るシーン。
クリスに別れを告げるあの場面は、
短期打ち切りとは思えないほど綺麗に心に残るラスト。
- 神とは何か
- 愛とは何か
梅澤春人が10週で描き切ったこのテーマは、
今読んでも色あせません。
梅澤ロック、ここに始まる。
ギャグとシリアスを絶妙に混ぜるテンポ感、
キャラクターの熱量、そして「人間臭さ」
すべての要素が、この『HARELUYA』で芽吹いていました。
後の
- HARELUYAⅡ BØY
- カウンタック
- 無頼男
などへ続く「梅澤ロック」の原点です。
10週打ち切りという短命ながら、
内容は濃密で、セリフは鋭く、そして何より魂が熱い。
まさに「伝説のプロローグ」。
今こそ読み返したい!ハレルヤの原点をもう一度
もしあなたが40〜50代で、BOYを夢中で読んでいた世代なら
ぜひこの作品を読み返してみてください。
10週打ち切りの「幻の一冊」の中に、
青春の原点と、ジャンプの熱が確かに宿っています。
まとめ:打ち切りから伝説が生まれた
「HARELUYA(ハレルヤ)」は、短命で終わったけれど、ジャンプ史に確かな爪痕を残した作品。
その魂は、『HARELUYAⅡ BØY』で花開き、平成のヤンキー漫画の象徴となりました。
「神の息子」が「人間」を学び、
「少年漫画」が「魂」を描く。
この作品をまだ読んでいない人は、
あなたのジャンプ人生に抜け落ちていた一冊に出会えるかもしれません。
では、また!




