どうも、画次郎です。
今回、紹介する漫画はこちら！
「The かぼちゃワイン」で一躍、時の人となった
三浦みつる氏の作品
「ココナッツAVE（アベニュー）」を紹介します！
講談社：週刊少年マガジンで1985年38号〜1986年40号まで連載
コミックス全6巻です。
画次郎としての正直レビューは
星2つ！
★★☆☆☆
三浦みつるさんの漫画を全部、読破したいぜ！
ってファンの人じゃなければ、
正直、読まなくても良いかなぁ〜
って内容です。汗
ちょっと辛口かもしれないですが、なぜ星2つになったのか
書いていきますね
「ココナッツAVE」どんな漫画だったのか画次郎解説！
「ココナッツAVE」は、三浦みつる氏らしい軽妙なテンポとクセのあるキャラクターが魅力の
超人的主人公×美少女6姉妹×ドタバタ同居コメディです。
（もしかすると当時、流行っていた「毎度おさわがせします」みたいな漫画を書いてと編集に頼まれたのかも）
舞台は架空の街・美波里ヶ丘。
ここへやってきた14歳の少年・堂本 五九郎（どうもと ごくろう）が、
ひょんなことから柊家の「住み込み家政夫」になるところから物語が始まります。
ストーリーの導入・原付バイク暴走事件から始まる波乱の日々
五九郎が街に到着してすぐ、暴走する原付バイクに遭遇します。
その運転手こそ、後に五九郎の生活に大きく影響を及ぼす
柊家四女・柊 未沙（ひいらぎ みさ）。
バイク事故から未沙を救ったことで縁がつながり、五九郎は彼女の家で住み込み＆三食付きの家政夫として働くことに。
しかし、そこには 一筋縄ではいかない6人姉妹が彼を待ち構えていました。
登場人物（主要キャラ）
堂本五九郎（主人公・14歳）
自立心が強く「一人暮らしがしたい」という理由だけで家を出る行動派
スケボーが得意で料理も上手い
口癖は「Zip」（Zippy・ジッピーという英単語の略かと思われる・意味は元気な、活発な、素早い、キビキビした、テンポの良い）
外見は普通の少年だが、中身は超人。
身体能力は人間離れ。
車とトラックの正面衝突を身体で止めたり、
戦車の砲弾を息で逆噴射させるという常識破りの強さ。
そのため「負ける」とか、「死んじゃうかも」という概念がなく、
毎回、どんな展開になっても
「どーせ、五九郎が超人的な活躍を見せて話は解決するんだろう」
と結末が先読みできてしまう内容に…
そのキャラ設定が読み応えをゼロにしてしまっている。
⚫︎美少女6姉妹
↓
柊洋子（ようこ）／長女
プロカメラマン
父母不在の柊家を支える「家長」
責任感が強く、妹たちを守る頼れる存在
柊波子（なみこ）／次女
美大生で画家志望
裸婦デッサンをよく描く芸術肌
ナイスバディ（バスト92cm）
柊渚（なぎさ）／三女
高校一年生
ボーイッシュでカンフーが異常に強い
変な男3人をあっさり倒す実力者
柊未沙（みさ）／四女
五九郎を最初に救われた中学3年生
明るく美人で、物語のヒロイン役
柊藻丹香（もにか）＆柊万里菜（まりな）／五女・六女（双子）
パソコンに強い、好奇心旺盛な一卵性双生児
機械知識や好奇心で物語を引っかき回すタイプ
その他
母親：海外出張ばかりで家にいない
父親：家庭を捨てて蒸発中
本作の魅力と特徴
三浦みつる作品らしく、キャラ設定が細かく、1980年代カルチャーが詰め込まれた作品です。
スケボーの「サンタクルーズ」
藻丹香＆万里菜の会話にアップルのパソコンの話が出てきたり
など、当時としては相当にマニアックなガジェット知識が多く登場。
その一方で、五九郎の能力が強すぎるゆえに、
- 「危機」
- 「敗北」
- 「成長」
といった漫画としての展開のドキドキ感・ハラハラ感が生まれにくく、
面白さ欠けるのも事実。
「絶対に主人公が負けない」＝スリルがない
という構造が作品の評価を分けるポイントでもあります。
総評
キャラクターや小ネタの作り込みはしっかりしており、
80年代ドタバタ青春ラブコメとして楽しく読める作品です。
ただしストーリー自体に大きな山場は少なく、
五九郎の超人的設定による「無敵状態」が続くため、
ストーリーの緊張感は弱めで、週刊マガジンの中でも
「続きが気になって真っ先に読む」タイプの漫画ではなく、
「時間が余ったら読む」タイプの作品にとどまります。
三浦みつるファンなら読んで損はないですが、
忙しい人に積極的に勧めるタイプの漫画ではないかなーと思います。
画次郎としては、
The かぼちゃワイン
コンビにまりあ
愛しゃるリターン
と1話完結の人間ドラマとして完成度の高い作品を読んだ後に
この「ココナッツAVE」を読んだので
ちょっと評価が辛めになったのかもしれませんが・汗
気になる人はAmazonのKindle unlimitedの会員でしたら無料で読めますので
画次郎のこの評価が正しいのか気になる人は
ぜひ、読んでみてください！
