暗闇をぶっとばせ 漫画 ジャンプ打ち切りシステムの遺産

どうも、画次郎です。

今回紹介するのは、1994年に少しの間だけ連載されていた

知る人ぞ知る漫画

暗闇をぶっとばせ!

暗闇をぶっとばせ! VOL.1

暗闇をぶっとばせ! VOL.1

今泉 伸二, 宮崎 博文
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このキャラクター(イラスト)を見て

お!これは

  • 空のキャンバス
  • 神様はサウスポー

の作者の漫画では?

と思った人も多いはず。

そうです!

作者は今泉伸二さんです!

(原作:宮崎博文で作画担当が今泉伸二)

いやー画次郎、

この漫画、少年ジャンプで連載してた時に

リアルで読んでたんよ

実は、画次郎

この今泉伸二さんの

ちょっとド直球過ぎる正義感ある主人公

嫌いではない!

(むしろ、ちょっとクセ強めで好き)

ジャンプといえば「友情・努力・勝利」

そのコンセプトを保ちながら

一体、どんなストーリーの漫画なのか

最終回のネタバレも含めて、語っていきます!

親を殺された仇討ちのはずが

主人公は18歳の高校生・壬生隼人(みぶはやと)。

警察官だった父を何者かに殺され、

残されたダイイング・メッセージ

「左ウデ タランチュラ イレズミ」

を手がかりに、暴走族を犯人と疑い族狩りをやっているところから

この漫画のストーリーは始まります。

しかし、真犯人の罠によって逆に殺人の罪を着せられ、隼人は投獄されてしまう。

そこから始まる逃亡劇。

警察、そして真犯人に追われながらも父の仇を討つために走り続ける、孤独な青年の闘い。

当時のジャンプでも異彩を放っていました。

まるで映画・仁義なき戦いや

ブラック・レインのようなハードボイルドさ。

少年漫画なのに大人の匂いがプンプンしていました。

それぞれの立場がドキドキハラハラを生む!

暗闇をぶっとばせ!の魅力は、登場人物たちの

それぞれの立場が絶妙なところ。

ヒロインとして出てくる秋元恵。

婦警

隼人を弟のように思いながらも、恋心を抑えきれない複雑な女性。

刑事である父・秋元卓は、事件の真相に近づいたことで命を落とす。

しかも、その犯人が隼人なのだ!

(犯人は隼人ではないのだが、真犯人の罠により冤罪をきせられる)

恵は逃亡する隼人を追う!

その様がなんともハラハラする展開で

面白い!

今泉伸二先生mp劇画と少女漫画が混在しているイラストが

(最大限、褒めている)

人物たちの表情の熱が伝わってくる筆致。

正義と悪の境界が曖昧で、読むたびに「誰を信じればいいのか?」と揺さぶられる

そんな、昭和の匂いがする濃厚な人間ドラマです。

ジャンプのアンケートシステムによる弊害

1994年、当時のジャンプは、数々の大ヒット作がひしめき合っていた。

  • ドラゴンボール
  • ジョジョの奇妙な冒険
  • スラムダンク
  • ろくでなしブルース

など

そんな中で「暗闇をぶっとばせ!」は連載されていた。

ジャンプ読者ならお気づきだろう。

ジャンプでは、アンケート下位が何週か続くと

打ち切り候補となってしまう。

「暗闇をぶっとばせ」は、一部のファンにはかなり評価されていたが

アンケート下位が続いてしまい

なんと13話で打ち切りになってしまう。

物語的には、これからドンドン面白くなるぞーってところで

話が急展開して終わってしまう。

マジで

へ!?

これで終わったの!?

何度もページの前後を見直してしまう。

最終回、ネタバレ

さて、連載打ち切りで急に終わってしまう

暗闇をぶっとばせ

最終回は

「左ウデ タランチュラ イレズミ」を持つ男

父親を殺した実行犯を倒して

怪我でボロボロの主人公が

ヒロインの恵と途中で仲間になったヒトミを抱き抱えて

さぁ、本当の悪事を働いていた黒幕を暴き出してやるぜ!

と朝日を浴びているシーンで終わる。

ええええええええ!

となるのだが

この最終回に至るまでの話のスピード感がすごくて

もしかすると最初から短期連載のつもりだったのでは?

と思ってしまう節もある。

まぁ、長く続けば良い漫画か

と言われると、

もちろんそうでもないので

画次郎としては、結構、名作なんじゃないかなと思っている

今読み返すと、昭和感たっぷりの平成漫画

壬生隼人の「Never Give Up」と書かれた黄色いレザージャケット。

そんなジャケット着てる人、見たことないw

恵との微妙な距離感。

プレゼントしたブレスレッドが銃で撃たれた時に恵の命を守る

暴走族キョウとの友情と信頼。

なぜか隼人のお父さんと繋がりがある暴走族。

どのシーンも、

そんなヤツ、おらんやろ〜

そんなうまいこといく話、ないやろ〜

とツッコミどころが満載の

良くも悪くも昭和の匂いがする漫画だった。

あなたも暗闇をぶっとばせ!

もし、あなたが今少し疲れていたり、

若い頃の「どうしようもなく熱かった自分」を思い出したいなら、

この漫画を手に取ってみてください。

「正義とは何か」

「信念とは何か」

そんな問いが、静かに心の中で燃え上がるはずです。

 

全2巻というコンパクトなボリュームだから、

一気読みしても夜が更けないちょうどいい長さ。

週末にビール片手に読むのに最高です。

(ディスってないです!最強の褒め言葉です!)

まとめ

暗闇をぶっとばせ!

は、少年ジャンプのアンケート至上主義によって

真の完結に至れなかった漫画かもしれないが

結果的には、さらっと読めるわりに

読了感もよろしくて

懐かしさを感じれる漫画だなと思いました!

ページを開いた瞬間に

「ああ、なんか懐かしい!」

確実にあなたの漫画を読んでいた頃の記憶も蘇りますよ。